2026/06/18 10:36

私の描く魚は、海水魚から淡水魚、国内の魚から海外の魚まで様々。

なんでそんなに色々なのか。


魚を描くようになってしばらくは、色が綺麗で鰭がヒラヒラ長い魚を選んでいた。

そこから今の選び方になるまでは段階があった。


魚を描くようになった時、私は師匠(魚を描くことを誘ってくれた方を師匠と呼んでいる)と一緒にTwitterで土日に開催される魚の絵を描くタグをするのがメインだった。

それは22:00に3種類ほどの魚の名前が発表されて、24:00までに1種類自分で選んで描きTwitterに投稿をするのだ。一週間に1度描くか描かないかの頻度で始まった。


最初はキレイな魚を選んでいた。

子供の頃から絵を描くのは好きで、特に色鉛筆を使うのが好きだった。

だから、最初は色鉛筆で色鮮やかに描ける綺麗な魚を選んだり、曲線に美しさを感じるので鰭の曲線が描ける魚を選んだ。まだ、魚を今ほど好きではなく、魚の特徴もあまり反映されているわけではない、空想上の姿だった。鰭条(きじょう/鰭に見える線の部分)の数で違う種類になる魚がいるなんて、全く知らなかった。


リクエストで広がった魚の種類

しばらくして、魚を描くのをやめてもいいかなぁ…という気持ちになった。

これで最後にしようと思い、Twitterで「推しの魚を描く」というタグを使ってリクエストを募集した。

これで誰からもリクエストがなければ、それはそれで、やめ時だと思っていたのだが意外にも反応があった。


そこからリクエストしていただいた魚を描くうちに魚が好きなフォロワーさんが増え、1枚描くごとに2、3匹新しいリクエストが来るようになった。今まで描いてこなかった、ハタ科やハゼ、ナマズ、本当にいろんな魚をリクエストされた通りの順番で次から次へと毎日描くようになった。

だいぶ…いや、かなり描いた。


そのうち、リクエストで頂く中でも自分が苦手とする魚、描くのが好きな魚、人気がある魚、地方の魚など段々輪郭ができてきて、自分の描きたい魚を描きたくなったのでリクエスト受付を終了した。

そのころには、初期のように鰭がフリフリした魚や色がきれいな魚以外の魚の魅力を見れるようになってきた。

魚以外のことでもそうだけれど、何かを好きな人が楽しそうに、当然それが魅力だと疑いなく好きな部分を話していると、聞いているこっちから見ても本当に魅力的に見えてくる。


その人が好きな魚の「ここが好き」が、私の絵に反映されていないのは違うなと思うようになった。

ましてや、すっごく似ているけど鱗の細かさや鰭条の数で違う魚になってしまうのは違う。

日本固有の絶滅危惧種を保全活動している方からリクエストされても、些細な違いで侵略的外来種にさえ見えてしまうのが魚なのだと知った。

私の絵がなるべく資料に忠実に、特徴を調べて写真にない特徴があったら付け加えるというのも、この推し魚を描くタグのころからだ。


最初は魚と聞いても金魚や錦鯉、ベタなどしか自分から想像できなかった私が「ヨシノボリいいなぁ。」「次ヘコアユ描きたくなってきた」「オイカワの婚姻色そろそろ出るから写真撮りにいって描きたいな」など考えるようになったのだから、魚愛好家達の“好き力”は半端ないのだと思う。


今は色んな波に乗って選ぶ

魚を描き始めて数年でやっと、自分の描きたい魚をようやく描くようになった。


まず、描いたのはクロホシイシモチ。

魚描くようになってから水族館に行くことがだいぶ増え、私が1番好きな魚はなんだろうと考えたらネンブツダイやクロホシイシモチだったから。


描いたら小さかった。

大きい魚を描きたくなったから次は大きい魚を描いた。


淡水魚を描いていると、だんだん海水魚の派手さを描きたくなったり

逆に海水魚を描いていると繊細な日本の淡水魚を描きたくなったり、

大きい魚を紙いっぱいに描いていると、小さい魚を描きたくなったり…

魚好き以外に刺さらないだろうなという魚を描いたら一般の人が楽しめる魚が描きたくなったり。

たまに好きなテンジクダイ科に戻りたくなって、水族館行った時の写真フォルダを探したり。


基本的には水族館で撮ってきた写真や、食材として購入した魚の写真

時には仲良くしてもらっている魚好きの方がツイートしていた写真に「描いてもいいですか?」と送って許可をもらったものなどを描いていく。


私の魚選びは色んな波に乗って決まっていく。